道路と玄関まで高低差があり、幅も狭い条件でした。
幅が狭いため、建物に対して階段を斜めにすることで、
広く見えるようにして、タイル貼りの目地が玄関に導くようにしています。
門柱も階段同様に斜めに設置し、花壇空間が出来上がります。
お庭のタイルテラスは、駐車場の関係で空間が狭いため、
隣地ブロック側に延長して、斜めに配置しています。
斜めに配置することで、お部屋から見た時に
奥行きがあり広く感じられます。
さらに、駐車場へ出入りできるよう階段も設置し、
実用的な広さと機能を持たせています。
スレンダーな建物に合わせ、黄色のポストと木目調の柱で
ナチュラルテイストの門柱を設置しました。
アプローチの幅を広くすることで、ゆとりを持たせ、白の乱形石を貼って
緩やかなカーブで玄関まで誘導してくれます。
曲線的な塗り壁の裏の空いたスペースに、サイクルスペースを設け
コンパクトにまとまりました。
ご主人の手書きで書いたイメージを元に、白のタイルと芝のテラスが出来上がりました。
円を重ねたようなデザインの中に、階段を設け、そこだけ白の乱形石貼りにして、アクセントになるようにしています。
立水栓の受皿はレンガで囲って、お客様がご用意したガラス材を埋め込んで仕上げています。
お庭に続く建物横の通路は、半円状のレンガの花壇を交互に配置することで、曲線的なアプローチに見えるようにしています。
道路との高低差を活かし、ボーダー状のタイル貼りの角柱から、放射状に広がる階段にすることで、奥行と広がりを持たせています。
さらに、その人に合った歩幅で上り下りできるようになっています。
門柱には、飾り穴を設け、季節に合わせて鉢植え等を置けるようにしています。
門柱横には、木目調の柱をR状に配置して、中心にはポールライトを配置することで、光が放射状に照らします。
全体的に茶系の素材を使用して、シックな雰囲気に仕上げました。