元々、オープン外構の状態をクローズ外構に建て替えを行いました。
しかし、このクローズ外構・・・、狭い空間のどこに扉を設け、門柱の位置を・・・、
さらに、お施主様がディズニー好きで、門扉を別購入しており、それを使わないといけないという、
かなりの無理難題の状態でした。
まず、狭い空間のため、一部既存の土留めなどを解体し、門柱、門袖を設置。
門袖には飾り穴を空けて、鉢植えなどを設置できるようにし、
門柱は玄関ポーチの階段をまたぐように、道路ギリギリに設置して、
ナチュラルなモザイクタイルを貼って、塗り壁で仕上げました。
裏に行くための門扉は、あえて道路際でなく、少し入ったところに設置して、床部分の乱形石が見えるようにしています。
こういった工事は、非常に難しく、出来上がりが違和感なくクローズ外構に仕上がった一例です。
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【担当者からの一言コラム】
見た目は自然石にそっくりのコンクリート!外構用語「擬石」について解説
鉄筋コンクリートの建物等を作るときには、型枠と呼ばれるものが使われます。
そんな外構用語「型枠」について解説します。
住宅の外壁や車止め、縁石などには、擬石と呼ばれるものが使用されていることがあります。そこで外構用語「擬石」について解説します。
擬石の材料となるのは、セメントやモルタル、顔料、砂、砕石などです。
これらの表面を小叩きや研ぎ出し仕上げにすることによって、天然石に似せていきます。
様々な色や模様のものができるため、壁や地面などエクステリアの世界において、幅広い用途に使われています。擬岩と呼ばれることもあるほか、樹脂素材で木に似せて作られた擬木とよばれるものもあります。
またセメント系の素材のほかに、繊維強化プラスチックのFRPで造られた擬石もあります。
FRPで造られた擬石は軽量で、高い耐水性、耐久性をもっているのが特徴です。